著名なSEOの専門家は、事あるごとに「良い記事を書き続けましょう」と発信しています。
SEOについて学んでいる人なら、何度も聞いたアドバイスではないでしょうか?
しかし「良い記事」とは本質的にどういう記事で、具体的に何をすれば良いのかわからない人も多いと思います。
この記事はSEO「初心者」向けの内容です✨
- SEO対策の種類はいくつある?
- 「良い記事」の本質的な意味を知りたい
- 「良い記事」を書く具体的な方法
を解説いたします。
SEO対策の種類(手法)はいくつある?
まずは後の説明のため、事前情報として
「SEO対策の種類や手法は、一体どれくらいあるのか?」
についてお話します。
早速ですがその答えは
「数え切れないくらい」
あります。
仮に100手法あったとしても、専門家によっては30だったり、1,000の手法を自ら編み出して持つ人もいます。
1秒で終わるような方法から、1年かけて育てるものまで大小さまざま。
1度しか機能しなかったり、10年以上有用だったり。
100の手法は、今日は80来週は120と常に変動するものでもあります。
専門家によって手法に対する粒度も違うため、手法数を表すことは困難です。
さらに、時代やGoogleの仕様(アルゴリズム)と共に常に見直しが必要で、手法も入れ替わります。
100の内8割が、来年にはガラっと違う手法に入れ替わる可能性もあります。
まずは
SEO対策の手法はたくさんあるけど、数では表せない😅
ということを認識したうえで、読み進めてみてください。
SEO手法を全部使ったら?
SEO初心者がSEO対策手法を100件集めて、片っ端から実践するとどうなるでしょうか?
おそらく、上手く機能しない可能性が高いでしょう。
SEOの手法には相性があり、一緒に行うことで相乗効果を発揮することがあります。
と同時に、手法同士が競合してしまい±0に、あるいはマイナス評価になることもあるのです。
中には致命的なペナルティとなり得る「ブラックなSEO対策手法」である可能性もあります。
ブラックSEOは日々形を変えて、今でも存在しています。
初心者が根拠を知らずに手を出してしまうと、いくら「良い記事」を書いてもGoogle検索で評価されない可能性があります。
専門家が「良い記事を書こう」としか言えない理由
私はSEOに15年携わっていますが、初心者の方に
SEO対策は何をしたら良いですか?
と聞かれたら「まずは良い記事を書き続けよう」と伝えます。
それが「本質」であることは間違いありません。
では先ほどの100の手法は何かというと
- 対象サイト(ブログ)を調査
- 記事内容を精査
- 関連外部サイトを調査
- 流入キーワード、ユーザー層を調査
- トレンド・アップデートの傾向
など様々な事象を調べ尽くし、そこから該当する手法を「選別」して実施する要素です。
対象のブログやサイトに最も適した手法を採用し、様子を見ながら改良する。
改良を続ける中で新たな手法を採用したり、既存のものを不採用にしたりしていきます。
実際に1つのサイト/ブログに該当するのは専門家が用意している手法の3割くらいです。
あるブログで成功した手法が、別のブログでは全く機能しないということも良く起こります。
SEOの専門家は対象サイトの事前調査が出来ない限り、具体的なSEO手法を1つも提案できないのです。
大多数の人々に向けてSEO専門家が「良い記事を書きましょう」としか言えないのは、こういう理由なのです。
良い記事の本質とは?
検索を使う人は、ほぼ全員が「情報」を探しています。
その答えを与えることが出来れば、それが「良い記事」です。
- 自分が書きたいことではなくユーザーが欲しい情報
- 一般的な事実ではなく「個人の経験」という情報
- 自分だから知っている貴重な情報
- 独自の視点からの考察や解説
といったポイントを常に意識することで「良い記事」に繋げていくことができます。
「自分が書きたいこと」が「ユーザーが欲しい情報」であれば、ブログを始めるには理想的です。
そして「良い記事」は、戦略的なSEO対策を行うために必須の「大前提」です。
いくらSEO対策をしても「良い記事」でなければ、結果を出せません。
SEO対策を行う前に、まずは良い記事をなるべくたくさん公開していきましょう。
あわせて読みたい
ブログ初心者が「良い記事」を書く方法
専門家に頼らず自分の目で「良い記事」かどうか判断する簡単な方法を、3つ紹介しておきます。
- 2ヶ月前に書いた記事をスマホで読み直す
- 想定キーワードで検索してみる
- 記事をまとめるor分割させる
それぞれについて解説します。
2ヶ月前に書いた記事をスマホで読み直す
まずは2ヶ月間以上記事を書き続けてから、2ヶ月前の記事を読み直してみましょう。
読んでみて、どうでしたか?
- 誤字脱字
- 無駄な文章や言い回し
- 文字の大きさや装飾
- 画像の必要性や大きさ
- 役に立つかどうか
- キーワードが最適か
- スマホでの読みやすさ
忘れた頃に読み直すと、書いた当時は得られなかった「他者目線」の感覚で記事を読むことができます。
パソコンでブログを更新している人は、スマホで読み返してみると「あれ?」と思う点が見つかることが良くあります。
気になるポイントがあれば、すぐに修正してみましょう。
想定キーワードで検索してみる
書いた記事の中から一つ選んで、その記事がどういうキーワードで検索されるか想像し、実際にGoogle検索します。
1ページ目に表示された他ブログ/サイトの記事を読んでみましょう。
その内容は、自分が書いた記事と比べて「どちらがユーザーにとって役立つか」をじっくり考えてみます。
続けて類似のキーワードでも実施してみると、自分の書いた記事の立ち位置が見えてきます。
自分の記事の方がユーザーの役に立つ情報だと思えたら、その記事を更にブラッシュアップして今後も順位を観察してみましょう。
もしも「自分の記事には目新しい情報がなさそうだ」と思ったら、軸を変えた記事に変更するか、新しい着眼点で記事を書いてみましょう。
「記事そのもの」が良いかどうかだけではなく「他記事と比較」してなお「良い記事かどうか」という判断軸です。
記事をまとめるor分割させる
特に初心者の方は
- 1記事に情報が多すぎる
- 1つの情報が複数の記事に分散しすぎている
という状態になる傾向があります。
記事の文字数や投稿数という、一般的に言われているSEO対策に影響されすぎると「良い記事」から遠ざかってしまうことがあるのです。
ブログは基本的に
1記事=1情報
です。
「1情報」の範囲は、ブログのテーマや目指す所によって匙加減が必要ですが、ここでも同じように「ユーザー視点」を意識することで、答えは見えてくるはずです。
記事修正は進化の証
まずは自由に記事を書き続けて、2ヶ月後に見直して修正する。
それを繰り返していくと、いつの間にか最初から「良い記事」が書けるようになっていきます。
自分にとって「良い記事」ではなく「読む人にとって良い記事」であること。
ユーザー視点を理解し、記事を見直して「修正しよう」と思えたら、それはあなたの記事が進化している証でもあります。
この記事を書いている私自身も、定期的に記事を見直しながら「修正しよう」と思えるように精進したいと思っています。
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